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2013/08/24

AMOR, JOHN B

"AMOR / THE ARENA BRASS"
EPIC, 1962


 

"AMOR / RAYMOND HARPER & CARIB BEATS"
DOCTOR BIRD, 1966



Doctor Birdレーベルの最大のヒット曲。
前半のハーモニカはチャーリー・オーガネアー(Charlie Organaire)たと聞いた覚えがありますが確かではありません。
中盤からはレイモンド・ハーパーの浮遊感のある素晴らしい演奏が聴けます。

カバー元はロバート・マージー(Robert Mersey)制作のメキシコ、ラテン音楽のカバー集です。
このLPからはタイトル曲の"Lonely Bull"もカルロス・マルコムがカバーしています。

わりと軽めの音で、イージーリスニングという感じですが、トランペットは素晴らしいです!
イージーリスニング系のレコードは、シチュエーションとタイミングを選びますが、ハマった時にはとても気持ちの良い空間を作れるので、個人的にも積極的に使っています。

Amorはメキシコのボレロがオリジナルで、1944年にザビア・クガート(Xavier Cugat)・オーケストラがカバーしたものが有名です。



"I WANNA GO HOME / LONNIE DONEGAN"
PYE, 1960



"JOHN B / THE VIBRATORS"
DOCTOR BIRD, 1960



John Bはイギリスのポピュラー・ソングになるのでしょうか?前回紹介した"REMINISCE"同様、カリブ風のセンチメンタルな曲です。
ジャマイカでもヒットしたようで、私自身も「ココで聴いた」みたいな明確な出会いがあったわけではないのですが、
自然に耳に馴染んでいって、お気に入りの曲になった1枚です。

2013/06/07

REMINISCE

"REMINISCE / JERDIS OLSEN"
PAL, 196?



マイアミの "PAL" レーベルから週末のナイトミュージックを。
アーティスト、レーベルなど詳しいことは不明なのですが、マイアミのレコード会社のようなので、マイナーなローカルシンガーなのかもしれません。
カリビアン・フィーリング溢れるセンチメンタルな素晴らしい女性ヴォーカルチューンです。
声といい歌い方といい、ちょっと垢抜けていないけどキュートでたまらない感じが、ジャマイカのスカやロックステディの女性アーティストそっくりです。
可愛らしくて、しんみりとできる最高にお気に入りの曲です!

この "PAL" レーベルは、ジャマイカの音源を "BRA"(スタジオ・ワンやバイロン・リー)や、"Soul Kiss"(プリンス・バスター)というレーベルで流通させています。

2013/06/04

RECADO

"RECADO / MICKEY O'BRYAN'S QUARTET"
IVANHOE, 1970



4年ぶり2度目となるRecado Bossa Novaです。以前、ハンク・モブレーのテイクをココで紹介しています。

ハンク・モブレーのテイクとは大分違う、ゆったりとしたラウンジ仕様です。
控えめなアレンジや、演奏が、スーっと体に入ってきて温めてくれるような、やさしいインストです。
他にも、ロード・タナモで有名な "Japanese Calypso" をファンク、ブーガルー風にアレンジしていたりと面白い内容のアルバムです。

演奏はジャマイカのテナー奏者マイキー・オブライアンです。
マイキー・オブライアンは、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでローランド・アルフォンソと共にテナーを学んだローカルアーティストのようです。
ローランド・アルフォンソは以前も書きましたがアルファ・ボーイズ・スクール出身ではなく、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでテナーを学び、プロミュージシャンになった異色の経歴です。

ココらへんのことは、生前、ローランド・アルフォンソ自身がラジオのインタビューで詳しく話していて、私はそれを録音したものを所有しています。
ジャマイカ国内のインタビューとあって、海外のインタビューでは見せないローランド・アルフォンソの意外な面がたくさん見れます。
ローランド・アルフォンソは意外と物腰が柔らかく温和な方と思われていますが、このインタビューではかなり違います。

My Mother Eyeの記事のサー・コクソン・ドッド氏の時みたいに小出しにしたいんですけど、全部MDに録音しなおして保存していたために、現在、家のMDプレイヤーが故障していてプレイできないというトホホな状態です。

話をもとに戻しますと、マイキー・オブライアンは、クレジット等が出ていないため詳細はわかりませんが、テナー奏者、シンガーとして業界内では知られた存在だったようです。
1965年にニューヨーク渡り、ライブハウスなどで活動していたということですので、"Japanese Calypso" のファンク、ブーガルーっぽいアレンジも納得ですね。


オマケはデート、ドライブ向け?のヴォーカルテイク!

2013/03/28

TAKING A CHANCE ON LOVE

"TAKING A CHANCE ON LOVE / HARRY WHITTAKER"
WIRL JAMAICA, 196?



ジャマイカの"Wirl"レーベルからの珍しいジャズインスト。
HARRY WHITTAKER(ハリー・ウィテカー)のクレジットを見て「えっ!?」と思った方いるんじゃないですか?
私もアメリカのピアニストのハリー・ウィテカーだと思ってこのレコードを買いました。
その時の気分としては「え?本当?なんで"Wirl"からレコード出てるんだ??」って感じでした。

その後、調べてみたら全くの別人だと判明。(ちょっとガッカリ)
クレジットのハリー・ウィテカーはガイアナのサックス・プレイヤーで、
この曲を含むLP"SAXFULL OF HARRY "も"Wirl"レーベルから販売されていました。
CD化もされていて海外ですが「Guyana Music Showcase」で購入できるみたいです。

プレイスタイルからレスター・ヤングの影響を感じますね。
明るく、素朴で、遊び心が満載の楽しいインストです。「アイランド・ジャズ」って感じです。
曲自体、とても有名なスタンダード曲なので知ってる方も多いと思います。
もともとはインストではなく、素晴らしい歌詞の付いた歌物です。
エラとビル・ドゲットによるヴォーカル版も、是非、歌詞を追いかけながら聴いてみてください。



2013/03/20

SUGAR CANE, CABALLITO DE MADERA


"SUGAR CANE / JOHNNY GOMEZ ORCH."
"CABALLITO DE MADERA / FITZ VAUGHAN BRYAN ORCH."
COOK, 1958
available on: ALL NIGHT SESSION



暑さ寒さも彼岸までと言いますが、もうすっかり日本は春なんでしょうか?
ジャマイカも、気が付くとマンゴの実が大きく実っていて、季節の変わりを感じます。
ということで、久しぶりにトリニダッドのCookレーベルのアルバム"All Night Session"から2曲です。

1曲目は、やわらかな春の暖かさを感じられる"Sugar Cane / Johnny Gomez Orch."
2曲目はXavier Cugatのカバーで、メレンゲ風の"Caballito De Madera / Fitz Vaughan Bryan Orch."です。

このLPはハードスリーブなタイプのジャケットは無く、ペラ紙にシルクスクリーンでの印刷になっています。
なかなか味わいのあるジャケットで、オレンジ色の部分は蛍光塗料が使われていたり、ちょっとしたこだわりが感じられ、個人的にもかなり気に入っています。

録音は1958の8月と9月となっています。シングル盤で見かけたことのある曲も収録されているので、編集盤のような感じなんでしょうか?
ハッキリ言って内容は素晴らしいの一言です。このメンバーを見て悪い内容なんて全く想像できませんよね。

2013/02/11

SOLITUDE~INTERLUDE

"SOLITUDE / JOHNNY LYTLE"
RIVERSIDE, 1963


"INTERLUDE / THE LENNIE HIBBERT COMBO"
BEACH, 196?
available on: MOON-LIGHT PARTY


"Lennie Hibbert / Village Soul"のオリジナル"Johnny Lytle / The Village Caller"のフリップサイドがこの"Solitude"です。
画像のものはオリジナルではなく再発ですが、オリジナル盤もすぐに見つかると思います。ラテンとソウルの雰囲気を感じさせる、とても美しい楽曲です。

そして、せっかくの祝日なので、ジョニー・ライトとレニー・ヒバートをゆっくり聴き比べてもらいたいなと思い、"Solitude"の後に"The Lennie Hibbert Combo / Interlude"を入れてみました。

どちらも、しっとりとした流れの中、色々仕掛けてあって「次はどう来るのかな?」と最後まで緊張しながら聴いてしまう。そんな美しくも楽しい曲だと思います。
休みの日に聴くのにピッタリじゃないでしょうか?

選曲の流れ的にも、即席の割にはなんとなくいい感じですね。
特に"Interlude"は曲中にいろいろ遊びがあって、セレクターとしては次にかける曲を考えるのも楽しめます。

THE LENNIE HIBBERT COMBO / MOON-LIGHT PARTYについては
"Pirate’s Choice"ことドラム&ベースレコードの林さんが「レコード棚」で紹介しています。
私のはジャケ無しでコンディションもイマイチなのでジャケ付きが羨ましいです!

2012/09/16

DESAFINADO



"DESAFINADO / STAN GETZ & CHARLIE BYRD"
VERVE, 1962


ブラジルの音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンの名作中の名作です。
カバーも非常に多く誰でも知っている曲だと思います。


"DESAFINADO / MAPLETOFT POULLE ORCHESTRA"
WIRL JAMAICA, 196?



まずはMapletoft Poulle Orchestraのメント/カリプソでのカバーです。
Mapletoft Poulleはジャマイカ国歌の編曲を担当した大物の音楽家でピアニストです。
Mapletoft Poulle Orchestraは50年代のトップバンドの1つとして数えられていて、スカタライツのジョニー・ムーアが所属(後にジョニーはラスタ思想とドレッドロックスが原因でクビになります)していたことでも知られています

60年代以降はジャマイカ政府と協力して、海外でのメントやジャマイカ音楽の普及に努力、貢献したようです。
60年代中期に同じWirlレーベルからメントのアルバムもリリースしています。

このレコードはスタンパーがジャマイカ製ではないので、録音の時期については不明です。
スタン・ゲッツがチャーリー・バードとのコンビで、この曲を大ヒットさせたのが1962年ですので、録音は1962年以降だと思います。
荒々しく力強いリズムにテンション上がります。ウワモノがサックス、フルート、ギター、ピアノと変わっていく感じも良いです。
バイロン・リーも、もう少しサラっとしたアレンジのカリプソカバーを"Caribian Joy Ride"というアルバムでカバーしています。


"DESAFINADO / PRINCE BUSTER AND THE ALL STARS"
PRINCE BUSTER V.O.P, 1964



そしてこちらはスカファンにはお馴染みのPrince Buster And The All Starsによるスカカバーです。
テナーにVal Bennett、トランペットはRaymond Harper、ドラムはArkland "Drumbago" Parksという個人的に大好きなメンバーです。
ローカルな匂いは強く残しつつ、非常に優雅で洗練されたすばらしい演奏です。
秋の連休にゆっくり聴いてみてください!

2012/09/08

ROSE

"ROSE / JOEY LEWIS & HIS ORCHESTRA"
available on: TOPS IN TRINIDAD
RCA VICTOR TRINIDAD, 1961



久しぶりの更新になります。
リスタートということで、今1曲目にプレイしたいお気に入りの曲を紹介します。
マイティ・スパロウの同タイトルのカバーインストです。
ちょっと乱暴で力強いリズム、浮揚感のあるホーン、そしてその間を漂うギター。最高です!

ジョーイ・ルイス(Joey Lewis)は50年代から70年代まで長く活躍したトリニダッドの名バンドリーダーです。
60年代にはジャマイカにもショウの為に何度も訪れていて、バイロン・リーなどのミュージシャンとも親交があったようです。
Rock-A-ShackaのCook特集であるvol.10に収められたキラーカリプソ"El Toro"はご存知の方いるんじゃないでしょうか?

独学でギターを習得し、確立した彼独自のスタイルは、早くから認められ10代で自身のバンドを率いていたというからすごいですね。このアルバムを録音したのも彼が20歳位の時ですから、10代の頃から数多くのレコーディングに参加していたんですね。
彼は50年代に最も若く成功したバンドリーダーとして大活躍し、ココで紹介しているClarence Curvanなど、数多くの優秀な若いバンドリーダーが後に続いたということです。

ピアノとオルガンの腕前も相当で、後にはピアノ、オルガンでのリーダー作もあるようです。
ギターと鍵盤といえば、同じトリニダッド出身のリン・テイトもギターと鍵盤どちらも演奏しますね。

2010/12/19

SOMOS DIFFERETES


"SOMOS DIFFERETES / LUTHER WILLIAMS & HIS ORCHESTRA"
available on: LUTHER GOES LATIN
LIMBO, 196?


前回に続いてルーサー・ウィリアムズ・オーケストラです。続けて更新しようと思って準備していたのに間隔が空いてしまいました。
ラテンの名曲なので聴き覚えのある方もいるんじゃないでしょうか?
淋しげな雰囲気の中、控えめな演奏からもビシビシ伝わってくる情熱的なフルートとピアノが素晴らしいです。

ラテンミュージックの魅力は底抜けの明るさや楽しさはもちろんですが、曲から伝わる情熱にグッと来ます。

ルーサー・ウィリアムズ・オーケストラのレコードは前回紹介した物と、この2枚以外には所有していないので、他にもリリースされているのかは不明ですが、素晴らしい曲が多く、現場でも使いたい曲ばかりです。

前回にも書きましたが中々気軽に聴けないのが残念です。

2010/11/24

TEQUILA MAMBO

"TEQUILA MAMBO / LUTHER WILLIAMS & HIS ORCHESTRA"
available on: TROPICAL DANCE PARTY AT THE ARAWAK
LIMBO, 196?


大ネタですが、このカバーはビッグバンドスタイルのカリプソ、ラテンジャズにアレンジがされていて一聴の価値ありです!!
演奏しているルーサー・ウィリアムズ(Luther Williams)・オーケストラはオーチョリオスのアラワク・ホテルの専属バンドだったと思われます。
1957年からアラワク・ホテルで演奏しているとライナーには書かれていますが、その他の情報は全く無いのが残念ですね。
アラワク・ホテルというのは客室176部屋の当時としては最高級リゾートホテルだったようです。

リーダーのルーサー・ウィリアムズはピアノ奏者のようですが、エレガントながらとても力強い=黒っぽい演奏ですね。
この時代のビッグバンド系のレコードは、アルバム単位でしか出ていない物がほとんどで、現在ではなかなか入手が困難なんですけど良いものが多いんですよね。
ここらへんのCD化がもっと進むといいと思うんですが、需要はあまり無いんでしょうかね?

2010/11/21

MAMBO LA-LA

"MAMBO LA-LA / LORD POWER"
MARACAS, 196?


レーベルデザインも素晴らしいですが内容も最高です!!キラーメントです。
音数は少ないものの圧倒的なリズム感に引きこまれ、思わずテンションが上がる曲です。

画像のスリーブは当時の販売店のオリジナルスリーブです。

2010/11/20

LITTLE FIST

"LITTLE FIST / LORD TANAMO"
CARIBOU, 196?


まさかの連日更新ですが、しばらく連続で曲紹介していきます。
ロード・タナモをもう1曲。こっちも最高に楽しいメントです!!

2010/11/19

MEXICAN LOVE CALL

"MEXICAN LOVE CALL / LORD TANAMO"
CARIBOU, 196?


ジャマイカ音楽の歴史上に於いても大変重要な人物の一人。ダダ・トゥアリ(Dada Tuari)のカリブーレーベルからの1枚。

このレーベルのメントはどれもクオリティが高く、ハズレはありませんが、ちょっと黄昏た感じが秋にもぴったりではないでしょうか?(メントなのでそれなりに騒がしいですが)

この曲はジャマイカのトラッドである"Island In The Sun"のフレーズをそのまま使っているので、メロディもとても親しみやすいと思います。

"ISLAND IN THE SUN / KING ARTHUR KNIBBS"
CARL'S, 196?


"Jamaica Farewell"と並んで世界的に有名なトラディショナルソングです。たくさんのレコードに収録されています。

2010/06/11

I LOVE JAMAICA

"I LOVE JAMAICA / JACKIE OPEL"
BEVERLEY'S, 1963


明日よりショップの更新再開いたします。
今週、来週あたりはゆっくりの更新ペースになると思いますが、更新のペースも徐々に上げていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

2010/05/23

IRON BAR~JAMAICA FAREWELL

"IRON BAR / BILLY COOKE"
COXSONE(JAMAICA), 1963


マイフェイバリット!!スカをプレイする際には、かなりの高確率(ほぼ、毎回)でプレイする最高にお気に入りのインストです。
ジャマイカ民謡であるメントの名曲を、スカにアレンジしたインストです。ドライブするベースとドラムがズンズン下半身に響きます。この手の曲は是非サウンドシステムで体感して欲しいです。

ジャズトランペッターであるビリー・クック名義の曲はおそらくこの曲だけだと思いますが、ジャズ楽団での活動がメインだったからだと思います。

それで、レーベルの画像を見てもらいたいのですが、先に"Iron Bar Billy Cooke"と書いて、その上に赤字で"INST KGN TWN"と書かれています。

"KGN TWN"は"KINGSTON TOWN"を略したものです。なぜ"INST KGN TWN"と書いてあるのかは、最後に解るようになっています!!同時期にロード・タナモもスカで唄っています。

"CALYPSO JAZZ(IRON BAR)"
CXSONE(JAMAICA), 1962

available on: JAZZ JAMAICA FROM THE WORKSHOP


このアルバムは、ジャズマニアの"Sir. D"こと、サー・コクソン・ドッドが本当に制作したかった1枚だったと思います。とにかくメンバーが超豪華です。
全編を通して聴くと、ドン・ドラモンドが7インチ等で聴くのとは全く違う表情を見せているのも興味深いです。

レコーディングメンバーは以下のミュージシャン達です。
Lloyd Mason(bass), Carl McLeod(drums), Tommy McCook , Roland Alphonso(tennor), Don Drummond(trombone), Billy Cooke(trumpet), Cecil Lloyd(piano), Ernest Ranglin(guiter)

このアルバムの1曲目に収録されているのが、ジャズアレンジした"Iron Bar"です。上で紹介したスカヴァージョンと同じビリー・クックがトランペットです。
カリブの匂いがする素晴らしいアレンジがされています。セシル・ロイドのピアノも軽快です。セシル・ロイドは少ないながらも、非常に質の高い曲を残しています。

"IRON BAR / TONY JOHNSON"
MELODISC(ENGLAND), 1951


ジャマイカでは一般的に親しまれているのがこちらのジャマイカ民謡であるメントです。メントの曲としてはとても人気があり、沢山のアーティストが唄っています。
紹介しているのは、イギリス録音なので最後がアレンジされています。内容はBig Bamboo系です。

"JAMAICA FAREWELL / KING ARTHUR KIBBS"
CARL'S(JAMAICA), 19??


そして"Jamaica Farewell"です。紹介している曲はメントですが、誰でも知ってると言っていいくらい有名なポップソングです。
そもそもアメリカでバルバドス移民のカリプソニアンがヒットさせた曲ですが、ハリー・ベラフォンテが唄っているものが一番有名でしょう。

この曲は"Iron Bar"のメロディそのままに、歌詞だけ変えたものです。ジャマイカを離れる時のセンチメンタルな気持ちを唄った名曲です。

ジャマイカ国内では、ジャマイカに観光に訪れる観光客相手に、様々なアーティストのレコードが販売され、今でも島中のホテルで演奏されています。
このレコードでも最後に観光客向けのナレーションが入っています。
そして、この曲は別名"KINGSTON TOWN"とも呼ばれています。(キングストンタウンという言葉が、歌詞の最後にとても印象的な使われ方をしています)

"Iron Bar"と"Jamaica Farewell"は歌詞が違うだけなので、インストでは"Iron Bar"="Jamaica Farewell"です。
一番上のレーベルに書かれた"INST KGN TWN"とは"INST Jamaica Farewell"の意味なんですね。

このメロディーには"Jamaica Farewell"の持つインターナショナルの要素と、"Iron Bar"の持つ昔ながらのローカルな要素が同居していると言えるのでは無いでしょうか?

2010/05/16

KINGSTON BYPASS SPECIAL#01


実は今日、うちの大家さんの誕生日パーティーが我が家であり、BGMを頼まれていました。
大家さんはロンドン帰りの元コレクターですので、結構真面目に作りました。
パーティーの時間が長いので、オールジャンル取り混ぜて数枚CDを作ったのですが、せっかく作ったので一部アップしました!!

おかげでレコード屋の更新が出来ませんでした…。すいません。

ジャマイカンミュージックは全くありません。CD1枚を前半と後半に分けてあります。
SP盤の曲も多数あるのでサーフェスノイズはご了承ください。
(vol.1(1/2)"Calypso~Jazz"1曲目が抜けていましたので修正しました。5/16 21:50)

KINGSTON BYPASS SPECIAL VOL. 1(1/2) "CALYPSO~JAZZ"


 01. PING PING SAMBA / STERLING BETTANCOURT
 02. MAMBO INN / FITZ VAUGHAN BRYAN ORCH
 03. COME PRIMA / FITZ VAUGHAN BRYAN ORCH
 04. PILIN / CITO FERMIN ORCH
 05. MIRANDO LAS ESTRELLAS / CITO FERMIN ORCH
 06. TEX BUGGIE / TEX WILLIAMS ORCH
 07. LA TUKA/ TEX WILLIAMS ORCH
 08. SABROSO PEBIL / RAMON MARQUEZ ORCH
 09. EL TORO VALIENTE / ART BLAKEY
 10. MAMBO BOUNCE / SONNY ROLLINS
 11. JOSE BEGUINES / JOE NEWMAN

KINGSTON BYPASS SPECIAL VOL. 1(2/2) "JAZZ~R&B"


 12. I'M IN THE MOOD FOR LOVE / JAMES MOODY
 13. THE TALK OF THE TOWN / GENE AMMONS
 14. FLAMINGO / EARL BOSTIC
 15. RUFFIN' WITH GRIFFIN / GRIFFIN BROTHERS
 16. GOING TO CALIFORNIA / KING PERRY
 17. RED ROOSTER / MARGIE DAY
 18. STUBBORN AS A MULE / MARGIE DAY
 19. TWO TIMIN' BABY / JACK McVEA
 20. WHY DON'T YOU DO RIGHT / MIKE GORDON
 21. DOWN THE ROAD / SMILEY LAWIS
 22. COME ON / SMILEY LEWIS
 23. I-YI / THE HAWKS
 24. PLEASE DON'T LEAVE ME / FATS DOMINO
 25. WALKING NEW ORLEANS / FATS DOMINO
 26. LOOKING BACK / NAT "KING" COLE
 27. THE VOW / GENE & EUNIS
 28. I'LL NEVER BELIEVE IN YOU / GENE & EUNIS

そしたらなんと!!石川さんも誕生日という最高のタイミング!!

石川さん誕生日おめでとうございます。
今日はカクタスでプレイするので、みなさんチェックです!!

2010/04/30

TOUR OF JAMAICA

"TOUR OF JAMAICA / MIGHTY SPARROW"
NATIONAL, 1964


LP販売はじめました。これからも少しずつ更新していきます。

ゴールデンウィークに、ゆっくり試聴してもらいたくて全曲試聴可能にしました。
販売中の商品ではありますが、試聴のみでも十分楽しめるアルバムだと思います。

興味のある方はこちらからどうぞ!
http://www.yardlink-records.jp/lp.html

紹介する"Mighty Sparrow / Tour Of Jamaica"はレアグルーブ方面では絶大な人気の曲です。

1963年にスパロウがジャマイカをツアーした時の曲ですが、歌詞を聴くだけで「本当に楽しい最高のツアーだったんだな」と感じます。
演奏だけでも素晴らしい楽曲ですが、この曲をさらに10倍楽しむためには、一度ジャマイカツアーを体験してください!!

2010/04/26

IT MIGHT AS WELL BE SPRING

"IT MIGHT AS WELL BE SPRING / THE CASANOVAS COMBO"
NATIONAL(TRINIDAD), 196?


ちょっと更新が遅れていて時期を外してしまいましたが、世界中で親しまれているスタンダード「春の如く」です。

ボサノバ+ソウルジャズ+カリプソといった感じで、レアグルーブ感漂う最高のインストです。
オルガンとギターの組み合わせは、60年代のソウルジャズの流行りとも一致していますね。
オルガンがメインのカリプソも結構珍しいと思います。

ゆっくりと聴いてみてください。

おまけはゲッツ&ジルベルトのボサノヴァテイクです

2009/08/14

AND THIS IS MY BELCVED, LET TRUE LOVE BEGIN

"AND THIS IS MY BELCVED / CLARENCE CURVAN ORCHESTRA"
COOK, 1962


個人的にとてもお気に入りのカリプソ・インストです。
まず、注目してもらいたいのが素晴らしいギターです。カリプソではギターが効果的に使われている曲が多いのですが、Clarence Curvan Orchestraの楽曲は特にギターがメインの曲が多いです。

この「間」そして「溜め」に聞き覚えがありませんか?
Lynn Taittのギター・スタイルと多くの部分が共通していると思います。Lynn Taittはご存知の通りトリニダッドの出身なので当然と言えば当然なのですが、こうやってカリプソのギターを聴くと「このギターがロックステディになったんだな」とつくづく感じます。

自分はスカやロックステディからカリプソを聴き始めたので、そう感じるのですが、カリプソからスカ、ロックステディを聴くと、逆に感じるのでしょうね。
ブルース、ジャズとの関係にも言えますが「音楽は、常に文化の交流を繰り返し進化していくんだな」と確認させてくれます。

"LET TRUE LOVE BEGIN / CLARENCE CURVAN ORCHESTRA"
COOK, 1962


こちらが本来のA面です。Clarence Curvan Orchestraらしい美しいロマンティックなインストです。
両面素晴らしい曲なので、現場プレイする時は他のClarence Curvan Orchestraと合わせ、両面使いします。

2009/07/22

ST. THOMAS

"SONNY ROLLINS / ST. THOMAS"
PRESTIGE, 1956


とても有名な曲なので、ちょっと検索すれば色々でてきますし、特に解説の必要も無いと思いますが、Sonny Rollinsは両親がヴァージン諸島の生まれで(いわゆるカリブ移民)、子供の頃から親しんでいたカリプソをこの曲のテーマにした事はあまりにも有名です。(他にもカリプソを何曲も演奏しています)

豪快で、明るく楽しいテナー・スタイルはジャマイカでも大人気ですが、この時代のテナー奏者に大変な影響を与えています。
Tommy McCookやRoland Alphonsoなどのジャマイカのミュージシャンも、聴いただけで影響を受けているのが解ります。

"CHARLIE RODRIGUEZ / HELLO JOE"
詳細不明


プエルトリコのビッグ・バンドによるヴォーカル入りカリプソ・ヴァージョンです。結構ジャズっぽくてカッコイイです。この歌詞がオリジナルなのかは不明ですが、プエルトリコはセント・トーマス島のあるヴァージン諸島に隣接しているので可能性は高いのではないでしょうか。

"BYRON LEE & THE DRAGONAIRES / SUNJET JUMP UP"
BYRON LEE, 1965


ジャマイカのお祭り楽団Byron Lee & The Dragonairesによるカリプソ・ヴァージョンも単純に楽しくて嫌いではありません。

このバンドのミュージシャン達はかなりの実力派揃いなんですが、この曲に関しては難しい事をせずに解り易く演奏しています。

"BABA BROOKS ORCH / MUSICAL COMMUNION"
DUKE RIED, 1962


Baba Brooksによるスカ・ヴァージョンでは、ややゆっくりとしたテンポで、ホーンはゆったりとしていますがリズムはオーセンティック・スカらしくタイトになっています。曲の途中にメントのフレーズを使っている所も温かい雰囲気をかんじます。

個人的にはBaba Brooksのメントやカリプソを使った曲は大好きでこれからも紹介したいと思っています。