"RECADO / MICKEY O'BRYAN'S QUARTET"
IVANHOE, 1970
4年ぶり2度目となるRecado Bossa Novaです。以前、ハンク・モブレーのテイクをココで紹介しています。
ハンク・モブレーのテイクとは大分違う、ゆったりとしたラウンジ仕様です。
控えめなアレンジや、演奏が、スーっと体に入ってきて温めてくれるような、やさしいインストです。
他にも、ロード・タナモで有名な "Japanese Calypso" をファンク、ブーガルー風にアレンジしていたりと面白い内容のアルバムです。
演奏はジャマイカのテナー奏者マイキー・オブライアンです。
マイキー・オブライアンは、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでローランド・アルフォンソと共にテナーを学んだローカルアーティストのようです。
ローランド・アルフォンソは以前も書きましたがアルファ・ボーイズ・スクール出身ではなく、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでテナーを学び、プロミュージシャンになった異色の経歴です。
ココらへんのことは、生前、ローランド・アルフォンソ自身がラジオのインタビューで詳しく話していて、私はそれを録音したものを所有しています。
ジャマイカ国内のインタビューとあって、海外のインタビューでは見せないローランド・アルフォンソの意外な面がたくさん見れます。
ローランド・アルフォンソは意外と物腰が柔らかく温和な方と思われていますが、このインタビューではかなり違います。
My Mother Eyeの記事のサー・コクソン・ドッド氏の時みたいに小出しにしたいんですけど、全部MDに録音しなおして保存していたために、現在、家のMDプレイヤーが故障していてプレイできないというトホホな状態です。
話をもとに戻しますと、マイキー・オブライアンは、クレジット等が出ていないため詳細はわかりませんが、テナー奏者、シンガーとして業界内では知られた存在だったようです。
1965年にニューヨーク渡り、ライブハウスなどで活動していたということですので、"Japanese Calypso" のファンク、ブーガルーっぽいアレンジも納得ですね。
オマケはデート、ドライブ向け?のヴォーカルテイク!
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