2009/07/22

ST. THOMAS

"SONNY ROLLINS / ST. THOMAS"
PRESTIGE, 1956


とても有名な曲なので、ちょっと検索すれば色々でてきますし、特に解説の必要も無いと思いますが、Sonny Rollinsは両親がヴァージン諸島の生まれで(いわゆるカリブ移民)、子供の頃から親しんでいたカリプソをこの曲のテーマにした事はあまりにも有名です。(他にもカリプソを何曲も演奏しています)

豪快で、明るく楽しいテナー・スタイルはジャマイカでも大人気ですが、この時代のテナー奏者に大変な影響を与えています。
Tommy McCookやRoland Alphonsoなどのジャマイカのミュージシャンも、聴いただけで影響を受けているのが解ります。

"CHARLIE RODRIGUEZ / HELLO JOE"
詳細不明


プエルトリコのビッグ・バンドによるヴォーカル入りカリプソ・ヴァージョンです。結構ジャズっぽくてカッコイイです。この歌詞がオリジナルなのかは不明ですが、プエルトリコはセント・トーマス島のあるヴァージン諸島に隣接しているので可能性は高いのではないでしょうか。

"BYRON LEE & THE DRAGONAIRES / SUNJET JUMP UP"
BYRON LEE, 1965


ジャマイカのお祭り楽団Byron Lee & The Dragonairesによるカリプソ・ヴァージョンも単純に楽しくて嫌いではありません。

このバンドのミュージシャン達はかなりの実力派揃いなんですが、この曲に関しては難しい事をせずに解り易く演奏しています。

"BABA BROOKS ORCH / MUSICAL COMMUNION"
DUKE RIED, 1962


Baba Brooksによるスカ・ヴァージョンでは、ややゆっくりとしたテンポで、ホーンはゆったりとしていますがリズムはオーセンティック・スカらしくタイトになっています。曲の途中にメントのフレーズを使っている所も温かい雰囲気をかんじます。

個人的にはBaba Brooksのメントやカリプソを使った曲は大好きでこれからも紹介したいと思っています。

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