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2013/06/07

REMINISCE

"REMINISCE / JERDIS OLSEN"
PAL, 196?



マイアミの "PAL" レーベルから週末のナイトミュージックを。
アーティスト、レーベルなど詳しいことは不明なのですが、マイアミのレコード会社のようなので、マイナーなローカルシンガーなのかもしれません。
カリビアン・フィーリング溢れるセンチメンタルな素晴らしい女性ヴォーカルチューンです。
声といい歌い方といい、ちょっと垢抜けていないけどキュートでたまらない感じが、ジャマイカのスカやロックステディの女性アーティストそっくりです。
可愛らしくて、しんみりとできる最高にお気に入りの曲です!

この "PAL" レーベルは、ジャマイカの音源を "BRA"(スタジオ・ワンやバイロン・リー)や、"Soul Kiss"(プリンス・バスター)というレーベルで流通させています。

2013/06/04

RECADO

"RECADO / MICKEY O'BRYAN'S QUARTET"
IVANHOE, 1970



4年ぶり2度目となるRecado Bossa Novaです。以前、ハンク・モブレーのテイクをココで紹介しています。

ハンク・モブレーのテイクとは大分違う、ゆったりとしたラウンジ仕様です。
控えめなアレンジや、演奏が、スーっと体に入ってきて温めてくれるような、やさしいインストです。
他にも、ロード・タナモで有名な "Japanese Calypso" をファンク、ブーガルー風にアレンジしていたりと面白い内容のアルバムです。

演奏はジャマイカのテナー奏者マイキー・オブライアンです。
マイキー・オブライアンは、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでローランド・アルフォンソと共にテナーを学んだローカルアーティストのようです。
ローランド・アルフォンソは以前も書きましたがアルファ・ボーイズ・スクール出身ではなく、ストーニー・ヒル・インダストリアル・スクールでテナーを学び、プロミュージシャンになった異色の経歴です。

ココらへんのことは、生前、ローランド・アルフォンソ自身がラジオのインタビューで詳しく話していて、私はそれを録音したものを所有しています。
ジャマイカ国内のインタビューとあって、海外のインタビューでは見せないローランド・アルフォンソの意外な面がたくさん見れます。
ローランド・アルフォンソは意外と物腰が柔らかく温和な方と思われていますが、このインタビューではかなり違います。

My Mother Eyeの記事のサー・コクソン・ドッド氏の時みたいに小出しにしたいんですけど、全部MDに録音しなおして保存していたために、現在、家のMDプレイヤーが故障していてプレイできないというトホホな状態です。

話をもとに戻しますと、マイキー・オブライアンは、クレジット等が出ていないため詳細はわかりませんが、テナー奏者、シンガーとして業界内では知られた存在だったようです。
1965年にニューヨーク渡り、ライブハウスなどで活動していたということですので、"Japanese Calypso" のファンク、ブーガルーっぽいアレンジも納得ですね。


オマケはデート、ドライブ向け?のヴォーカルテイク!

2013/03/20

SUGAR CANE, CABALLITO DE MADERA


"SUGAR CANE / JOHNNY GOMEZ ORCH."
"CABALLITO DE MADERA / FITZ VAUGHAN BRYAN ORCH."
COOK, 1958
available on: ALL NIGHT SESSION



暑さ寒さも彼岸までと言いますが、もうすっかり日本は春なんでしょうか?
ジャマイカも、気が付くとマンゴの実が大きく実っていて、季節の変わりを感じます。
ということで、久しぶりにトリニダッドのCookレーベルのアルバム"All Night Session"から2曲です。

1曲目は、やわらかな春の暖かさを感じられる"Sugar Cane / Johnny Gomez Orch."
2曲目はXavier Cugatのカバーで、メレンゲ風の"Caballito De Madera / Fitz Vaughan Bryan Orch."です。

このLPはハードスリーブなタイプのジャケットは無く、ペラ紙にシルクスクリーンでの印刷になっています。
なかなか味わいのあるジャケットで、オレンジ色の部分は蛍光塗料が使われていたり、ちょっとしたこだわりが感じられ、個人的にもかなり気に入っています。

録音は1958の8月と9月となっています。シングル盤で見かけたことのある曲も収録されているので、編集盤のような感じなんでしょうか?
ハッキリ言って内容は素晴らしいの一言です。このメンバーを見て悪い内容なんて全く想像できませんよね。

2013/02/11

SOLITUDE~INTERLUDE

"SOLITUDE / JOHNNY LYTLE"
RIVERSIDE, 1963


"INTERLUDE / THE LENNIE HIBBERT COMBO"
BEACH, 196?
available on: MOON-LIGHT PARTY


"Lennie Hibbert / Village Soul"のオリジナル"Johnny Lytle / The Village Caller"のフリップサイドがこの"Solitude"です。
画像のものはオリジナルではなく再発ですが、オリジナル盤もすぐに見つかると思います。ラテンとソウルの雰囲気を感じさせる、とても美しい楽曲です。

そして、せっかくの祝日なので、ジョニー・ライトとレニー・ヒバートをゆっくり聴き比べてもらいたいなと思い、"Solitude"の後に"The Lennie Hibbert Combo / Interlude"を入れてみました。

どちらも、しっとりとした流れの中、色々仕掛けてあって「次はどう来るのかな?」と最後まで緊張しながら聴いてしまう。そんな美しくも楽しい曲だと思います。
休みの日に聴くのにピッタリじゃないでしょうか?

選曲の流れ的にも、即席の割にはなんとなくいい感じですね。
特に"Interlude"は曲中にいろいろ遊びがあって、セレクターとしては次にかける曲を考えるのも楽しめます。

THE LENNIE HIBBERT COMBO / MOON-LIGHT PARTYについては
"Pirate’s Choice"ことドラム&ベースレコードの林さんが「レコード棚」で紹介しています。
私のはジャケ無しでコンディションもイマイチなのでジャケ付きが羨ましいです!

2012/10/08

PAGAN LOVE SONG

"PAGAN LOVE SONG / GNENE AMMONS"
available on: BAD BOSSA NOVA
PRESTIGE, 1962


私がこの曲を初めて聴いたのは10年以上前だと思いますが、とても印象的でした。
場所は通称”イースト・ロード”とよばれるキングストンのダウンタウンにあるバーでした。
店名は別にあるのですが、とても読みにくく、覚えにくい名前だったとしか記憶していません。
みんなが”イースト・ロード”と呼んでるので、私もそれに習い”イースト・ロード”と呼んでいました。

この店はヴィンテージの大学といわれるほど、ジャズ、ブルース、ソウル、ラテンなどのトップコレクター、トップセレクターが集まる店で、私も本当に沢山の曲を勉強しました。
毎回メモとペンを手放せない状態で、必死にタイトルとアーティストをメモしていました。
そして、そのメモに最初に書いたのがこの曲です。

原曲は古い曲ですね。1929年のハワイアンをボサノヴァにアレンジしています。
この太く、どこまでもタフなサックスに店内は大盛り上がりで、オーディエンスから「Play again!!」のリクエスト。
「ジャズでカマゲンするってスゲエな!しかもMCなし!さすがジャマイカ!」って思いつつ「日本に帰ったら速攻でこのレコード買わなきゃ!」と思ったのをよく覚えています。
ある意味、私がジャズをプレイしたいと思ったきっかけでもあります。

また、ジャマイカではジャズのレコードは非常に買いづらく集めるのが困難なのですが、日本では安価で状態の良いものが買えるので(日本盤の音質の良さはジャマイカのコレクターにも知られています)、
日本に帰ってる間はジャズのレコードを漁るようになり、ジャマイカに戻るとコレクターに分けてあげたりするようになりました。
ジャマイカ流にジャズをプレイする事のカッコ良さと楽しさはこの店で教えてもらったと思います。

手前味噌な上に、もう10年位前の話で恐縮ですが、私はココでストーン・ラブのオーナーで、有名なソウルコレクターのウィー・ポウさんと共演したことがあります。
ウィー・ポウさんは60年代のソウルを非常にテンポよくプレイしていました。私はあえてローカルに拘りジャマイカンブルースからスカの王道でいきました。

2012/09/08

ROSE

"ROSE / JOEY LEWIS & HIS ORCHESTRA"
available on: TOPS IN TRINIDAD
RCA VICTOR TRINIDAD, 1961



久しぶりの更新になります。
リスタートということで、今1曲目にプレイしたいお気に入りの曲を紹介します。
マイティ・スパロウの同タイトルのカバーインストです。
ちょっと乱暴で力強いリズム、浮揚感のあるホーン、そしてその間を漂うギター。最高です!

ジョーイ・ルイス(Joey Lewis)は50年代から70年代まで長く活躍したトリニダッドの名バンドリーダーです。
60年代にはジャマイカにもショウの為に何度も訪れていて、バイロン・リーなどのミュージシャンとも親交があったようです。
Rock-A-ShackaのCook特集であるvol.10に収められたキラーカリプソ"El Toro"はご存知の方いるんじゃないでしょうか?

独学でギターを習得し、確立した彼独自のスタイルは、早くから認められ10代で自身のバンドを率いていたというからすごいですね。このアルバムを録音したのも彼が20歳位の時ですから、10代の頃から数多くのレコーディングに参加していたんですね。
彼は50年代に最も若く成功したバンドリーダーとして大活躍し、ココで紹介しているClarence Curvanなど、数多くの優秀な若いバンドリーダーが後に続いたということです。

ピアノとオルガンの腕前も相当で、後にはピアノ、オルガンでのリーダー作もあるようです。
ギターと鍵盤といえば、同じトリニダッド出身のリン・テイトもギターと鍵盤どちらも演奏しますね。

2010/12/19

SOMOS DIFFERETES


"SOMOS DIFFERETES / LUTHER WILLIAMS & HIS ORCHESTRA"
available on: LUTHER GOES LATIN
LIMBO, 196?


前回に続いてルーサー・ウィリアムズ・オーケストラです。続けて更新しようと思って準備していたのに間隔が空いてしまいました。
ラテンの名曲なので聴き覚えのある方もいるんじゃないでしょうか?
淋しげな雰囲気の中、控えめな演奏からもビシビシ伝わってくる情熱的なフルートとピアノが素晴らしいです。

ラテンミュージックの魅力は底抜けの明るさや楽しさはもちろんですが、曲から伝わる情熱にグッと来ます。

ルーサー・ウィリアムズ・オーケストラのレコードは前回紹介した物と、この2枚以外には所有していないので、他にもリリースされているのかは不明ですが、素晴らしい曲が多く、現場でも使いたい曲ばかりです。

前回にも書きましたが中々気軽に聴けないのが残念です。

2010/11/24

TEQUILA MAMBO

"TEQUILA MAMBO / LUTHER WILLIAMS & HIS ORCHESTRA"
available on: TROPICAL DANCE PARTY AT THE ARAWAK
LIMBO, 196?


大ネタですが、このカバーはビッグバンドスタイルのカリプソ、ラテンジャズにアレンジがされていて一聴の価値ありです!!
演奏しているルーサー・ウィリアムズ(Luther Williams)・オーケストラはオーチョリオスのアラワク・ホテルの専属バンドだったと思われます。
1957年からアラワク・ホテルで演奏しているとライナーには書かれていますが、その他の情報は全く無いのが残念ですね。
アラワク・ホテルというのは客室176部屋の当時としては最高級リゾートホテルだったようです。

リーダーのルーサー・ウィリアムズはピアノ奏者のようですが、エレガントながらとても力強い=黒っぽい演奏ですね。
この時代のビッグバンド系のレコードは、アルバム単位でしか出ていない物がほとんどで、現在ではなかなか入手が困難なんですけど良いものが多いんですよね。
ここらへんのCD化がもっと進むといいと思うんですが、需要はあまり無いんでしょうかね?

2010/06/11

I LOVE JAMAICA

"I LOVE JAMAICA / JACKIE OPEL"
BEVERLEY'S, 1963


明日よりショップの更新再開いたします。
今週、来週あたりはゆっくりの更新ペースになると思いますが、更新のペースも徐々に上げていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

2009/10/11

SUAVITO

"JOHNNY PACHECO / SUAVITO"
ALEGRE, 1963


Tommy McCook & The Skatalitesで有名な"Suavito"です。
スカファンのみならず非常に現場受けの良い曲なので、みなさんご存知かと思いますが、ジャマイカではTommy McCookのヴァージョンも、下で紹介しているMongo Santamariaのヴァージョンもほとんど聴きません。

このオリジナルであるJohnny Pachecoの"Suavito"をオリジナル・サウンドマン、ヴィンテージ・コレクターが「どうだ!!」とばかりにプレイします。
この曲はコレクター連中の間では「スペシャル」の存在で、アーティストやレーベルも隠して教えてもらえず、自分も見つけるまでにとても時間がかかりました。

日本のヴィンテージ・ファンには理解できないかもしれませんが、ジャマイカではBig People Musicと呼ばれ最高に盛り上がる1曲です。

日本ではJammers Recordのジャマイカ人セレクター"Double-H"がプレイしてるのを聴いて「やっぱ"Suavito"はこのヴァージョンだよな!」と2人で盛り上がりました。
"MONGO SANTAMARIA / SUAVITO"
BATTLE, 1963


こちらがMongo Santamariaのヴァージョン。大胆なアレンジがされていてTommy McCookのヴァージョンの元になったのがよく解ります。

"TOMMY McCOOK / SAUVITT"
COXSONE, 1964


これがジャマイカのトップミュージシャンによる皆さん大好きなヴァージョンです。上から順番に聴いていくとJohnny PachecoからSkatalitesへの流れに納得ですね。

2009/06/27

WHITER SHADE OF PARL

"WHITER SHADE OF PARL / ANDRE TANKER & HIS BAND"
ATMAN, 1967


様々な年代、ジャンルでカバーされている名曲です。Barbadosのカリプソ・バンドによるカバーですが、マンボ的なアプローチが、とてもマッチしていると思います。
ホーンとヴィブラフォンのコンビネーションも素晴らしく、ワクワクさせてくれる展開にはまります。

オリジナルは歌詞の付いたヴォーカル曲ですが、メロディの良さが強調されたインストが、個人的には好みです。(歌詞が難解で、自分には理解出来ないのが原因かもしれませんが…)

U.K ロック・バンドによる、オリジナル・ヴァージョン。
"WHITER SHADE OF PARL / PROCOL HARUM"
DREAM, 1967


ジャマイカでも、Jackie Mittoo、Roland Alphonsoがカバーしています。
"WHITER SHADE OF PARL / JACKIE MITTOO"
COXSONE, 1967