2009/08/24

REAL GONE LOVER

"REAL GONE LOVER / SMILEY LEWIS"
IMPERIAL, 1955


Fats DominoProfessor Longhairと並ぶニューオリンズ・ブルースの重要人物Smiley Lewis。
ジャマイカのサウンドシステム・クラッシックスとして、今だにコレクター系のイベントでは人気の曲です。

曲として本当にカッコよくって大好きなんですが、「これぞニューオリンズ!!」と感じる、弾けたピアノを聴いているとワクワクして体が動き出します。
また、ピアノに負けない太く、張りのあるヴォーカル、途中のテナーソロも最高です。
石川さんにサウンドシステムでプレイしてもらいたいです。

下の曲は"Real Gone Lover"のすぐ後に録音され、R&Bチャート第2位となった彼の最大のヒット曲"I Hear You Knocking"です。後にFats Dominoもカバーしています。

2009/08/18

CHEROKEE


"CHEROKEE / COUNT BASIE ORCHESTRA"

Count Basie楽団の大番頭と呼ばれ、豪快なキャラクターで愛されたEddie "Lockjaw" Davisのライブ映像です。
「顔もデカイが音もデカイ。そして態度はもっとデカイ!」と言われた"Lockjaw"Davisですが、クセ者ばかりの大所帯であるCount Basie楽団をまとめ上げ、第2次黄金期を作り上げたリーダーシップは高く評価されています。

スリリングなオーケストラの演奏が"Lockjaw"Davisのテナーを後押ししていて、素晴らしいスウィング感です。"Lockjaw"Davisの顔がまたかっこいいですね。"Lockjaw"は彼の「デカイ顎」から付けられたあだ名ですが、本当デカイです!

おまけ。Rufus "Speedy" Jonesの神業ドラム!!必見!!Wicked!!

2009/08/14

AND THIS IS MY BELCVED, LET TRUE LOVE BEGIN

"AND THIS IS MY BELCVED / CLARENCE CURVAN ORCHESTRA"
COOK, 1962


個人的にとてもお気に入りのカリプソ・インストです。
まず、注目してもらいたいのが素晴らしいギターです。カリプソではギターが効果的に使われている曲が多いのですが、Clarence Curvan Orchestraの楽曲は特にギターがメインの曲が多いです。

この「間」そして「溜め」に聞き覚えがありませんか?
Lynn Taittのギター・スタイルと多くの部分が共通していると思います。Lynn Taittはご存知の通りトリニダッドの出身なので当然と言えば当然なのですが、こうやってカリプソのギターを聴くと「このギターがロックステディになったんだな」とつくづく感じます。

自分はスカやロックステディからカリプソを聴き始めたので、そう感じるのですが、カリプソからスカ、ロックステディを聴くと、逆に感じるのでしょうね。
ブルース、ジャズとの関係にも言えますが「音楽は、常に文化の交流を繰り返し進化していくんだな」と確認させてくれます。

"LET TRUE LOVE BEGIN / CLARENCE CURVAN ORCHESTRA"
COOK, 1962


こちらが本来のA面です。Clarence Curvan Orchestraらしい美しいロマンティックなインストです。
両面素晴らしい曲なので、現場プレイする時は他のClarence Curvan Orchestraと合わせ、両面使いします。

2009/08/10

MIGHTY LIKE A ROSE

"MIGHTY LIKE A ROSE / EDDIE HARRIS"
VEE JAY, 1961


シカゴのテナー奏者Eddie Harrisは、当時主流だった「豪快で直線的」のイメージとは違い、優しく(悪く言えば軽い)メロディアスなテナーが持ち味です。その後、ソウル・ジャズの流行がありますが、当時は「いわゆるジャズの王道」とは外れたミュージシャンとの見方が強かったようです。

ただ、なぜかジャマイカでは人気があり(ジャマイカ人はしっとりとした甘いメロディも好きだからだと思いますが)自分も随分イベント等で聴きました。
"MIGHTY ROSE / RAYMOND HARPER"
PRINCE BUSTER, 1963


大好きなRaymond Harperによるスカ・ヴァージョンです。同じプリンス・バスター・レーベルの"African Blood"と並び、彼の代表作ですのでお馴染みかと思います。こちらで紹介した"Tippin' In"とのカップリングです。

アルト・サックスはLester Starling、テナー・サックスはVal Bennettではないかと思いますが、素晴らしいコンビネーションを見せてくれます。そして強力なリズムの要には"Drumbago"ことArkland Parksがいます。

2009/08/06

JOYBELLS FOR INDEPENDENCE

"JOYBELLS FOR INDEPENDENCE / RYTHM ACES"
COXSONE, 1962


今日8月6日はジャマイカの独立記念日です。

ジャマイカの独立については、以前運営していたサイトで書いていますので興味がある方は是非読んでみてください。(10年近く前、ジャマイカで生活していた時期に書いた記事です。乱筆、乱文ではありますがご了承ください)

Jamaica Independence Day


さて、この曲ですがCoxsone産のインディペンデンス・ソングです。「独立の鐘の元での団結と幸福」が唄われています。1962年といえばサー・コクソンのサウンド・システム"Down Beat"が絶頂期だった時代です。"Down Beat"のスピーカーから毎晩、この曲が流れていたのでしょうね。

ジャマイカの音楽はいつでもジャマイカの文化と繋がっています。自分はブログを通じて、そこの部分を大事に伝えていきたいと思います。

2009/08/03

DESTINY

"DESTINY / THE WAILERS"
COXSONE, 1964


My Long Time Bredrenがパパになりました!!
本当におめでとう。この曲を贈ります。