2009/07/04

FLYING HOME

"FLYING HOME / LIONEL HAMPTON ORCH"
DECCA, 1942


スウィング・ジャズの巨匠、Lionel Hamptonの代表曲とも言える「Flying Home」ですが、この曲を「ジャズ、ブルースからロックン・ロール、スカ」ファンにまで有名にしたのは、曲中のIllinois Jacquet(イリノイ・ジャケー)によるテナー・ソロです。

この「Flying Home」のIllinois Jacquetは”最初のホンカー・スタイル(ブットいテナーをブロウしまくるスタイル)”と呼ばれ、音楽界に大きな衝撃を与えました。
それまでは、脇役と考えられていたテナー・サックスですが、Coleman Hawkins、Lester Youngの活躍によって主役を張れる楽器として認知され、Illinois Jacquetによって「あこがれ」の楽器となったのです。

先日紹介したWillis Jacksonや、「狂気のテナー奏者」Big Jay McNeelyからDexter Gordon、Sonny Rollinsなどなど、数え切れないテナー奏者に信奉されている偉大なミュージシャンです。
しり上がりに、熱くなるブロウですので、是非、最後まで聴いてみてください。

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