2013/08/31

BEAUTIFUL WEEKEND

"BEAUTIFUL WEEKEND / ERNIE FREEMAN"
IMPERIAL, 1957



最近、ショップのDown Beatの買い付けもあり、コレクターさんと会う機会が増えたおかげか、ちょこちょこと声をかけてもらってレコード廻したりしています。

そんな中、先日、JazzとBluesのみで6時間ほどロングプレイしてきました!
最高に楽しくて、気持ちのいい時間を過ごし、酒も飯もすすみました。
その中から、今日はオープニングソングとしてプレイした"Ernie Freeman / Beautiful Weekend"です。

セレクターであれば最初の曲には気を使うと思いますが、私も最初の曲は気を使います。
もちろん当日は土曜日で、日が沈みかける夕方18:00くらいからのプレイだったので、お気に入りの中からこの曲を選びました。
上げすぎず、下げすぎず、現場の空気を温めながら、素晴らしい夜が始まる予感をしっかり感じさせる曲だと思います。

あと、この日はお客さんのほとんどがイーストロード等での、お馴染みのコレクターさんだったので、最初から私の一番得意とする、ジャマイカ人顔負けの「ラフでタフ」な選曲をしてやろうと企んでいました。
思った通り掴みはバッチリだったので、そのまま強気な選曲で深夜0:00まで押し通しました!

ということで、次回の曲紹介につづきます。

話は変わりますが、最近はブログで紹介したいと思っていた曲の多くを、ショップのDown Beatで販売できてるので楽しいです。

ココらへんのレコードはアメリカでは買いやすいものがあったりするのですが、ジャマイカでは入手が難しくコレクターズアイテムになっています。
Down Beatで販売しているレコードは、100%知り合いのコレクターさんのレコードボックスから直に購入していますので
「ジャマイカではどんな曲が受けるのか?」という質問に対しての答えのつもりで販売しています。
あとは「好みとセンス」で曲を並べれば、必ずジャマイカで盛り上げられると思います!

"LIVE IT UP / ERNIE FREEMAN"
IMPERIAL, 1959



今回紹介したアーニー・フリーマン(Ernie Freeman)は"Live It Up"(画像はジャマイカの再発、オリジナルはインペリアル)をスカタライツが"Beardman Ska"のタイトルでカバーしているのが有名です。
ジャマイカで"Beardman Ska"のタイトルになっているのは、"Live It Up"が別名"Beardman Shuffle"と呼ばれているからです。

トレジャー・アイルでトミー・マックックがカバーした"Indian Love Call"もオリジナルはアーニー・フリーマンです。
アーニー・フリーマンについてはタカオさんブログも是非!

2013/08/24

AMOR, JOHN B

"AMOR / THE ARENA BRASS"
EPIC, 1962


 

"AMOR / RAYMOND HARPER & CARIB BEATS"
DOCTOR BIRD, 1966



Doctor Birdレーベルの最大のヒット曲。
前半のハーモニカはチャーリー・オーガネアー(Charlie Organaire)たと聞いた覚えがありますが確かではありません。
中盤からはレイモンド・ハーパーの浮遊感のある素晴らしい演奏が聴けます。

カバー元はロバート・マージー(Robert Mersey)制作のメキシコ、ラテン音楽のカバー集です。
このLPからはタイトル曲の"Lonely Bull"もカルロス・マルコムがカバーしています。

わりと軽めの音で、イージーリスニングという感じですが、トランペットは素晴らしいです!
イージーリスニング系のレコードは、シチュエーションとタイミングを選びますが、ハマった時にはとても気持ちの良い空間を作れるので、個人的にも積極的に使っています。

Amorはメキシコのボレロがオリジナルで、1944年にザビア・クガート(Xavier Cugat)・オーケストラがカバーしたものが有名です。



"I WANNA GO HOME / LONNIE DONEGAN"
PYE, 1960



"JOHN B / THE VIBRATORS"
DOCTOR BIRD, 1960



John Bはイギリスのポピュラー・ソングになるのでしょうか?前回紹介した"REMINISCE"同様、カリブ風のセンチメンタルな曲です。
ジャマイカでもヒットしたようで、私自身も「ココで聴いた」みたいな明確な出会いがあったわけではないのですが、
自然に耳に馴染んでいって、お気に入りの曲になった1枚です。